半跏思惟像、韓国が日本より錫・鉛の含有量多い
ⓒ 中央日報日本語版2018.01.31 16:06
韓国と日本の半跏思惟像を科学的に分析した報告書が出てきた。韓国国立中央博物館が大阪大学と共同で2009-2012年に実施した韓国・日本所在の半跏思惟像43点(韓国21点、日本31点)に対する総合調査の結果物として「韓日半跏思惟像-科学的調査研究」を31日に出したと明らかにした。半跏思惟像は韓国と日本で最もよく流行した仏像形式で、これに対する全数調査が行われたのは今回が初めて。
韓国国立中央博物館側は「今回の報告書は、古代の韓日半跏思惟像に対する最も包括的で、最も最新のデータを提供しているといえる」と明らかにした。
特に今回の調査の結果では、韓国・日本の半跏思惟像の材料的特徴が明らになった。韓国の半跏像は錫の含有量が5%以上で、10%を超える場合もある一方、日本の半跏像は錫の含有量が3%程度と、韓国に比べて相対的に低かった。また、韓国の半跏像には錫のほか鉛が含まれている場合が多く、その含有量も日本の半跏像よりはるかに多かった。