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単純ミスで資産326億ウォン分を処分した韓国電力

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.10.16 17:01
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韓国電力公社が数量を間違って把握し、帳簿入力を間違うなどのケアレスミスで320億ウォン(約31憶8000万円)以上の損失をこうむったことが分かった。

国会産業通商資源中小ベンチャー企業委所属のイ・フン共に民主党議員に15日、韓電が提出した資料によると、韓電は昨年、資産の除却費用3967億ウォンの中で326億ウォンをミスのせいで間違って処理した。

 
除却とは、企業の有形資産がこれ以上使えなくなる場合、保有資産の内訳から除去することを意味する。韓電は資産を除却すれば本来の価値から現在の価値を抜いた分を「損失」と処理する。現場監督は除却される資材の内訳を確認して韓電のデータベース(DB)に正確に入力しなければならない。

問題は、この過程で単純ミスで100億台の損失が発生したということだ。昨年、計器の失効替工事の過程で韓電は257億ウォンの損失を記録したが、イ議員が該当損失が発生した経路を追跡したところ、韓電のデータベースに記されている電力量計の情報と実際の現場で運営中である電力量計の情報が一致しなかった。単なる事実入力ミスで250億を上回る損失が発生したわけだ。

これだけではない。昨年、韓電では72件の配電工事中にガス絶縁開閉装置など13品目の84個の装備に対する除却損失が66億8490万ウォンも過多発生した。これは配電資産を取得する際、数量を実際より少なく入力するなどのミスで発生した損失だ。

イ議員はこれに対して「処分対象でない資産が326億ウォン分も単純錯誤で損失処理されたという点は理解できない」とし「公企業の資産は国民の血税で管理されるものだが、韓電はこれを非常に放漫に運営している」と叱責した。同時に、「韓電は資産の除却過程で不要な損失がないように職員教育と検証を強化しなければならない」と指摘した。

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