人口で見る韓国社会…今後10年が人口減少に備える絶好のチャンス(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.04.08 16:50
2020年から10余年間、新生児数が最小28万人を維持する可能性が高いという事実は市場で多くの意味を持つ。もし、自分が幼児を対象にした産業に従事していると考えてみよう。最近、新生児数が大幅に減少するのを見ながら途方もない危機だと考えるだろう。このような傾向なので今後も継続するように見え、そうすればただ関連市場でさまよっているよりは、そのままあきらめて手を引いたほうがいいという気になる。
ところが毎年新生児数が28万~30万人を維持することを知っているならどうか。そのうえ子どもが減ったので政府は子どもに対する投資を惜しまないなら? 出生率が低くなったというのは、準備された人々が両親になる可能性が高いということなので、親たちも子どもたちに対する投資をもっとする余力があるとしたら? このような状況なら、そのまま手を引いてしまうのがむしろ誤った選択になりかねない。子どもの数が28万~30万人に減ったことは事実なのでそれに合わせて適応し、10余年間耐えながら未来の出生数推移を調べるほうが賢明な選択ではないか。