新駐日韓国大使「韓日関係…非常に重視、揺るぎない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.05.07 18:00
南官杓(ナム・グァンピョ)新駐日韓国大使が7日「韓国政府が韓日関係を非常に重視しており、韓日関係がうまくいかなければならないということに全く揺るぎがない」と強調した。赴任を控えてこの日に開かれた外交部の記者会見でだ。南大使は「外交部の外交一線で積み重ねてきた経験と知識で韓日関係の解決に最善を尽くしたい」と話した。文在寅(ムン・ジェイン)大統領は南大使に3日、信任状を授与した。
外交部に1978年入部した南大使は文在寅政府の発足と共に青瓦台(チョンワデ、大統領府)国家安保室第2次長を務め、駐日韓国大使として赴任することになった。92年東京駐韓国大使館で1等書記官を務めた後、今回大使として赴任する。南大使は「過去史問題が両国間に実質的な協力に影響を及ぼさないという政策基調を幾度も明らかにしてきたが、現在の状態はそれとは違い残念に思っている」として「皆さんの期待に応じて2度目の(日本への)赴任が(両国関係の解決の)モメンタムになれるようにしたい」と話した。
日本でも南大使の赴任に対しては期待をかける雰囲気だ。日本外務省関係者は7日、中央日報との電話インタビューで「両国関係が非常に良くないが、南大使が大きな役割を果たしてくださることを期待している」と話した。他の関係者も匿名を前提に「青瓦台での勤務経験を生かして両国関係をよく担当してくださるように願う」と話した。文大統領が南大使を指名したことに対して日本外務省では「それでも両国関係に(文大統領も)気を遣っているという傍証」という雰囲気があるという。それまでは外務省の複数の関係者が「現在の韓国政府は両国関係にはどうせ関心がないのではないか」という気流が強かった。