韓国MERS確診者、クウェートから職員5人と飛行機で共に移動
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.09.13 09:11
中東呼吸器症候群(MERS)の確診を受けたAさん(61)がクウェートから仁川(インチョン)まで会社職員5人と一緒に入国したことが明らかになった。また、Aさんが利用したリムジンタクシーの特定に18時間ほどかかっていたことが分かった。
12日、韓国疾病管理本部によると、Aさんが7日に入国する際、アラブ首長国連邦(UAE)航空所属のクウェート~ドバイ(EK860)、ドバイ~仁川(EK322)の両便に職員5人が同じ飛行機で移動した。クウェート~ドバイは約2時間半、ドバイ~仁川は約8時間かかる。
役員の1人はこの両便のビジネス席でAさんと並んで座り、10時間以上にわたって接触した。このため「密接接触者」に分類されて自宅隔離されている。その他職員4人は両便ともエコノミー席を利用してAさんと密接に接触することはなかったため「間接接触者」(日常接触者)に分類された。自宅隔離ではなく、保健当局が毎日症状をチェックしている。このうち1人に疑い症状が見られたが、最終検査の結果、陰性と判定された。クウェートで一緒に搭乗したもう一人の職員は韓国に入国していない。保健当局はAさんの隣の座席に座っていた役員が21人の密接接触者のうちで接触時間が最も長かったとみて集中的に観察している。