韓経:好況の日本、求人難に耐えきれず黒字倒産vs不況の韓国、仕事なく次々倒産(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.10.16 10:24
日本と違い、韓国企業は新たな仕事を見つけることができず次々と廃業に追い込まれている。造船・海運・自動車などを中心に景気が冷え込み、大企業の協力会社など中小企業の倒産が大幅に増えている。また、最低賃金引き上げや週52時間勤務制施行などで零細自営業者が廃業に追い込まれる事例が急増している。ここに韓国銀行の基準金利の引き上げが予告されており、限界企業と限界自営業者の危機が深まることが懸念されている。
◆“事業飢謹”で廃業に追い込まれる企業
15日、大法院(最高裁判所に相当)によると、今年に入って8月末までに全国の裁判所に寄せられた企業倒産申請は1145件(法定管理612件、法人破産533件)で、前年同期(1031件)に比べて10.1%増えた。倒産は法定管理と破産を包括する概念だ。このままいけば韓進(ハンジン)海運破産などの余波で年間倒産申請が歴代最大(1674件)を記録した2016年よりも倒産申請件数が増える可能性が高い。2016年は、8月末までの倒産申請件数が今年よりも少ない1131件だった。