【社説】先端産業の求人難を放置すれば韓国経済の未来がない
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.10.16 09:18
韓国経済は半導体に依存する不安な成長を続けている。企画財政部が先週、発表したグリーンブックで対外不確実性が大きくなると言いながら、せめて「輸出の堅調な流れ」を前面に出すことができたのも半導体のおかげだ。9月半導体の輸出が1年前より28.3%増加し、一日平均輸出が過去最高となった。今年第3四半期のサムスン電子は17兆5000億ウォン(約1兆7284憶円)の営業利益をあげ、今月下旬に実績が発表されるSKハイニックスも市場では過去最大の実績を期待している。全体輸出で半導体の割合は21.2%に上昇し、今年上半期のコスピ営業利益でも半導体種目が37%を占めた。半導体が揺れると証券市場も、輸出も、韓国経済も持ちこたえることが難しい。
2016年以降続いた半導体の好況局面がいつまで続くか不安な状況で、世界の半導体需要1位である中国が急速に追い上げている。中国をリードするためにはサムスン電子など韓国の代表企業が技術力に基づいた“超格差”を維持する道だけだ。