【コラム】韓国のシルム、日本の相撲(2)

【コラム】韓国のシルム、日本の相撲(2)

2015年02月02日11時11分
[ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版]
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  韓国のシルム競技場の大きさは直径8メートルだが、相撲はそれよりはるかに小さい直径4.55メートルの土俵のため、途轍もない大きさの相撲選手2人がかがんで座り力を競うにはすでにとても狭い空間だ。したがって多くの試合が押し出しで数秒後に終わったりもする比較的味気ないゲームが相撲だ。シルムは3試合2勝を主にし、決勝戦では実に5試合3勝を選んだりもするが、これは1度や2度の敗北には屈服せず、絶えず挑戦する韓国人に似ている。しかし相撲は1試合で勝負を決めるが、実際に日本人はすべてにおいて1度決まった勝敗に対してはめったに異議を認めない。

  相撲の土俵には伝統的に4本の柱を立てその上に屋根を載せた。近世に入り観客のために柱はなくしたが、現在でも屋根は専用競技場の天井にぶら下がっている。結局相撲で土俵の外に押し出されるということは家の外に追い出されることを象徴するが、日本文化で家という概念は家族で構成された家門以上の集団を意味するようだ。企業は言うまでもなく、国全体もある側面ではひとつの家門のように運営される国が日本だ。

  このように集団から外に押し出されるのは取り戻すことはできない敗北なので日本人の考え方は個人より集団を優位に置く傾向がある。その結果として集団の他の構成員、すなわち他人のためにした配慮が体質化されたことは日本社会の光だが、同時に個性が剥製化されるのは影ではないだろうか。豪快に振り回し虚空に砂を飛び散らせ相手を倒した後、勝者が力の限り咆哮する韓国のシルムは本当に個性満点の華麗な競技だ。しかし相撲は勝っても浮き立たず、負けても絶対に不快な表情を作ることができない、感情が極度に自制された無表情な競技だ。

  今年で国交正常化50年を迎える日本はいずれにせよ韓国の永遠の隣人だ。韓国の国益のためにも良い関係を築くべきで、このためには政治・外交指導者だけでなく、これからは個人も努力しなければならないだろう。もつれている両国関係改善のための突破口はどうであれ個性的で大胆な韓国人が用意できるだろうと信じられる。

  キム・ドヨン(ソウル大学招聘教授・工学)

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