【時視各角】ウォン高に備える時だ(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.10.20 11:35
自分がすればロマンス、他人がすれば不倫。最近の通貨戦争がまさにそうだ。日本が先週、韓国を攻撃したのが良い例だ。菅直人首相は「(為替と関連し)韓国と中国が責任ある行動をとることを望む」と述べた。野田佳彦財務相はもっと激しかった。韓国に照準を合わせた。「韓国ウォンはいつも市場介入している」と断定した後、「主要20カ国・地域(G20)首脳会議の議長国としてその役割が厳しく追及されるだろう」という言葉まで浴びせた。
聞く側の韓国の立場としてはあきれ果ててしまう。先月2兆円を超える資金を投入して円安にしたのは誰なのか。まさに日本政府ではないのか。居直りにもほどがある。日本政府は「偶発的な発言」と急いで収拾に出たが遅かった。韓国政府が直ちに抗議し、金仲秀(キム・ジュンス)韓国銀行(韓銀)総裁は「(日本政府の発言は)適切でない」と反論したのも当然だった。