日本に遅れた韓国燃料電池車販売…海外輸出で市場拡大
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.10.15 10:35
現代自動車が輸出で燃料電池自動車の活路を開拓している。特にエコカー規制が強化されている欧州市場を「前哨基地」としている。
現代車は2013年に世界で初めて量産型燃料電池自動車「ツーソンix35FCV」を出したが、販売台数ではライバル企業のトヨタやホンダに大きな差をつけられている。後発走者のトヨタ(MIRAI、2015年量産)が発売後およそ2700台、ホンダ(クラリティ、2016年量産)は1000台以上を販売したが、現代車は集計もしていない。自動車業界は最初の燃料電池車ツーソンが4年間に900台ほど国内外の機関に販売されたとみている。
3月に発売された第2世代燃料電池車「NEXO(ネクソ)」もまだ成果は大きくない。韓国自動車産業協会によると、昨年8月末現在、NEXOは計425台が生産され、国内で251台を販売、108台を輸出した。ライバル車に比べて性能が優れていても成果を出せないのは、韓国では水素インフラが整っていないからだ。補助金が少ない点も影響している。NEXOは今まで2000台以上の契約があったが、今年、政府から補助金(2250万ウォン)を受けることができる規模は740台にすぎない。