韓国国防当局者に会った米国…「米韓日協力が揺らいではいけない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.09.28 12:29
米国が27日、日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)終了を決めた韓国に対して懸念を表明した。ソウルで開かれた韓米統合国防協議体(KIDD)会議でだ。韓国政府は11月の満了を控えて先月、韓日GSOMIA計画を延長しないと明らかにした。その後初めてとなる韓米国防当局者間の公式対話チャンネルで、米国側が韓日米安保協力に対する懸念の声を伝えたのだ。韓国の決定に米国務省などが「遺憾」という表現をしたことはあるが、国防分野の公式会議で米国側がこうした立場を示したのは初めてだ。
26日に始まったKIDDにはチョン・ソクファン国防政策室長と米国側のハイノ・クリンク国防副次官補(東アジア担当)がそれぞれ首席代表を務め、GSOMIA問題、防衛費分担金制度の改善、戦時作戦統制権(戦作権)転換などの懸案について議論した。
軍当局によると、今回のKIDDで米国側は「GSOMIA終了で米韓日の安保協力関係が揺らぐのではないか心配だ」という意見を伝えた。韓日米安保協力はいかなる状況でも持続されるべきだという脈絡で米国側がこのような懸念を表明したということだ。