「金正恩、改革・開放まだ機会ある」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.03.24 10:55
「北朝鮮の指導者の金正恩(キム・ジョンウン)も心の中では孤独なはずだ。(リビアの)カダフィがそうであったように」。
政敵カダフィを相手に反独裁闘争を主導したリビアのムスタファ・アブーシャーグール元副首相(63)。韓国・欧州連合(EU)中東問題国際会議に出席するためソウルを訪問した彼は20日、記者らに対し、「独裁者はすべてのものを握ったように見えても、実際には不安に震える存在」とし、このように述べた。「カダフィも独裁の42年間、一時も本当に幸せな瞬間はなかった」とも語った。
光学工学を専攻した科学者出身だが、カダフィ独裁下で野党圏の指導者に生まれ変わった彼は、米国に亡命して反独裁運動をした。2011年にカダフィが市民革命で失脚すると、リビアに戻り、暫定国民評議会(NTC)を率いた。副首相に当選した後、国家の再建に取り組んだが、一線から退いた。現在は有力なリビア次期首相候補に挙がっている。