韓経:【BOOK】日本自衛隊戦力、詳しく見ると…「中国より一枚上手」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.01.11 15:09
先月20日、韓国海軍駆逐艦「広開土大王(クァンゲト・デワン)」が東海(トンへ、日本名・日本海)で遭難していた北朝鮮船舶の捜索過程で探索レーダー(MW08)を稼動した。すると日本自衛隊のP-1哨戒機が「広開土大王」に接近して威嚇的な飛行を行った。これに対し、「広開土大王」は敵味方識別装置(IFF)と電子光学標的追跡装備(EOTS)を日本哨戒機側に向けた。日本は韓国海軍が射撃統制レーダー(STIR)を照射したとして反発し、韓国はこれを否定した。韓日間のレーダー葛藤が国際世論戦に拡大している中で、漢陽大学政治外交学科の金慶敏(キム・ギョンミン)教授が日本軍事力の実体を暴いた本を出した。
空軍、海軍政策諮問委員としても活動中の金教授は、著書『日本自衛隊、その強大な軍事力』で「日本の軍事力は中国と比較してもワンランク上の先端武器の集合体」と評価し、「彼らの軍隊はすでに攻撃型自衛隊に変貌しつつある」と警告する。
日本は第2次世界大戦で崩壊した後、戦争のための軍事力は持つことができないという世界唯一の平和憲法条項である憲法第9条を制定した。だが、1950年に韓国戦争(朝鮮戦争)が勃発すると、米国は軍需物資供給などを理由に日本の軍事力を限定的に復活させることを容認した。その軍事力は自衛隊として維持され、自衛隊は今や防御を超えて最先端武器で武装するまでになった。