【コラム】なぜ日本は「いっそ韓国はいないことにしよう」というのか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.06.03 07:57
日本列島の雰囲気は冷たかった。会う人会う人から「なぜ韓国は国同士の約束を守らないのか」と聞かれ、そしてまた聞かれた。明らかに私たちのほうが慰安婦・強制徴用の被害者なのに、ある瞬間加害者に転落した。澄んだ精神では受け入れ難い反転だ。
先週、尹相ヒョン(ユン・サンヒョン)国会外交統一委員長をはじめ合計すると20選の野党重鎮議員5人が日本を訪問した時に会った唯一の議員は自民党参議院比例代表初当選の渡邉美樹外交防衛委員長だった。あとで分かったのは、彼は7月の参議院選挙に出馬しない例外的人物だった。最悪の「韓国忌避」現象だ。
問題は韓国で触発された。昨年10月30日、「強制徴用被害者に日本企業が賠償せよ」という韓国大法院の判決が下されると、日本は「1965年韓日請求権協定で個人賠償は終わったのに何の話か」として呆れ返った。今年1月には2国間協議、5月には仲裁委員会の開催を要求したが韓国はどちらも拒否した。