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【コラム】韓国人は安保と成長重視する物質主義者多い(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.07.01 11:59
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小学生の頃にした科学実験を思い出してみよう。溶質を溶媒に混ぜれば溶液になる。水に砂糖を溶かして砂糖水を作れば、砂糖は溶質、水は溶媒、そして砂糖水は溶液となる。望む溶液を得るためには溶質・溶媒ともに重要だ。砂糖の代わりに塩を入れたとすれば、期待した甘さはなくしょっぱくなる。同じように透明に見えるからといって水の代わりアルコールに砂糖を混ぜた場合、味をみると大変なことになる。このため砂糖水を得るには砂糖も水も重要だ。

韓国で政策が作られる過程をみると、溶媒の特性を考えずに溶質だけにこだわるケースが非常に多い。政策を溶質とすれば、その政策の対象になりその政策を受け入れる国民の価値観の特性は溶媒に例えることができる。それぞれ異なる政治勢力は各自の溶質が最高であり相手の溶質はでたらめだと主張する。自分たちの政策は正しく、相手の政策は間違っているということだ。

 
もちろん最善の政策を作ることは重要だ。ところが国政は最高の政策を出すコンテストではない。結局は成果が語る。溶質だけが重要であって溶媒は重要ではないのか。溶質だけが重要であるのなら、ある国でうまく通用した政策は他国でも同じように通用しなければいけない。

◆最善の政策より持続する政策を

欧州では現職首相が同性愛パートナーと結婚式を挙げてすでに10年が経過したが、韓国では差別禁止法さえもない理由は何か。政策受容者の相当数が反対するからだ。大学の財政がいくら厳しくても米国のように大学の授業料を大幅に引き上げることができない理由は何か。政策受容者が容認しないからだ。溶媒が変われば同じ溶質でも別の溶液を作る。忘れてはいけない。良い政策を作ることに劣らず、政策受容者の特性を考慮することが重要だ。

参加政府の頃を覚えているだろうか。政界では不動産政策論争が激しかった。ある政策関連学会に出席したところ、予想外の工学者の発表を偶然聞くことになった。この学者はシミュレーション専攻であり政策についてはよく知らないが、あまりにも世の中が騒々しいため、いま議論されるいくつかの不動産政策がいかなる結果をもたらすのかを専攻を生かしてシミュレーションをしてみようと考えたと説明した。この学者が発表した結果は、ある特定の政策が良いと主張していた人たちを失望させるものだった。論争を招いた政策のうちに何を選択しても、10年間着実に持続すれば住居価格はほぼ同じ水準まで下がるというものだった。覚えておこう。頻繁に変化する最善の政策よりも長く続く次善の政策がより良い結果をもたらす。

◆世俗的で生存的

では、韓国の政策溶媒、すなわち韓国人の価値観の特徴は何か。世界100カ国余りが参加してほぼ同じ時期に測定した国別価値観の特徴を2次元の平面に描いた「世界文化地図(Cultural Map of the World)」がある。この図は「世界価値観調査(World Values Survey)」データから得られる。この調査は1980年代初期に始まり、ほぼ5年周期で今まで数十カ国の人々の価値観の変化を追跡してきた。伝統的価値観と世俗的価値観、生存的価値観と自己表現的価値観という基準を組み合わせてみると、韓国人は非常に世俗的で生存的という結果が得られる。したがって政策を展開する時も世俗的で生存的な政策がよく受け入れられるという推測が可能だ。

この地図で韓国人の価値観の特異性を理解するには別の図と同時に見る必要がある。人々の価値観の変化は経済成長と密接な関係がある。世界文化地図から国を表す点などを消去し、該当地域に置かれた国の国民総生産(GNP)を表した図だ。GNP2000ドル未満の場合、伝統的で生存的な価値観を持つ。2000-5000ドル区間では世俗的価値観に急激に移る変化が生じる。

5000ドルを超えればまた別の変化が生じる。今回は自己表現的な価値観が強まりこれは1万5000ドルまで続く。1万5000ドルを超えればこうした変化がさらに加速し、非常に世俗的で自己表現的な価値観を持つことになり、価値観の変化は終わる。

この単純に見える傾向には驚くことに例外はほとんどない。特別な事情がある2、3カ国を除けば韓国が世界で唯一の例外だ。GNPが1968ドルだった81年に韓国が生存的価値観を持っていたのは理解できる。しかし通貨危機直前の96年に韓国のGNPは1万3254ドルとなり、この時すでに韓国人の自己表現的価値観が強まるはずだったが、そうならなかった。現在は3万ドルを超えているが、韓国人は依然として2000ドル時代の価値観をそのまま維持している。


【コラム】韓国人は安保と成長重視する物質主義者多い(2)

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