<グローバルアイ> 北核を眺める韓米の異なる目(1)
先月、ブッシュ米大統領の私的な会合に招待されたことがある。 ブッシュ大統領が共和党高官の自宅で党員らと会い、率直に話し合う珍しい場だった。 ここでブッシュ大統領は北朝鮮に関して10分以上も内心を語った。
要諦は2つだった。 一つ目、金正日(キム・ジョンイル)国防委員長は乱暴な子供だ。 二つ目、核開発は米国の関心を向けさせる脅しにすぎない。 したがってブッシュ大統領が明らかにした北核対応戦略も簡単明瞭だった。 不良少年のだだを米国という大人一人で聞いてあげても何の効果もなく、問題が生じれば米国だけが責任を負うことになる。 したがって周辺の大人(韓国・中国・日本・ロシア)を引き込んで一緒に悪い癖を直していかなければならないが、特に北朝鮮に対して大きな影響力を持つ中国が重要だ、ということだ。 中国を議長国とする6カ国協議は、ブッシュ大統領のこうした思考から始まった。