【社説】人道的レベルの対北朝鮮支援は実行されるべき
柳明桓(ユ・ミョンファン)外交通商部長官が「対北朝鮮人道的食糧支援を積極的に行う用意がある」と述べた。 当局者も「公式であれ非公式であれ、北朝鮮の要請意思さえあれば支援する方針」と明らかにした。 「条件はないが、まず北朝鮮の要請がなければならない」という従来の立場よりも積極性を見せたもので、評価できる。
今年に入って北朝鮮の食糧難を憂慮する声が国内外で出てきている。 昨年深刻だった水害による収穫の減少と06年の核実験による国際社会の支援縮小のためだ。 一部の支援団体は「数十万人の餓死者が出る可能性もある」と主張している。 もちろん誇張もなくはないだろう。 しかし「食糧不足分は100万トンから140万トンと見ている」という柳長官の発言を考えると、北朝鮮の食糧難が深刻であることは間違いない。 北朝鮮住民が1990年代の‘苦難の行軍’に続き、再び岐路に立っているのだ。