対日貿易赤字が今年に入ってから、4カ月も経たないうちに100億ドルを突破した。6日、知識経済部によると、先月20日までの対日貿易赤字は102億8900万ドルに暫定集計された。昨年の同じ期間(92億4200万ドル=約9685億円)より10億ドル(約1047億円)増加した。この勢いが続けば、昨年の298億ドル(約3兆1227億円)を超え、史上最高額を更新することが確実になる。対日貿易赤字の規模を縮小するために、官民が協力しているが、期待通りの効果が得られていない。
対日貿易の逆調は日本産の部品や素材の依存度が高いことが主な要因だ。最近では、国際原資材価格の急騰で、日本製の鉄鋼品目の価格が値上がりしたのも大きな影響だった。このような日本産の部品で、携帯電話や自動車などの主な輸出品を製造しているため、輸出が多くなればなるほど対日貿易赤字もそれに伴い、大きくなるというジレンマに陥っている。4月の対日貿易赤字の規模は欧州連合(EU)と中国で記録した貿易黒字(100億1900万ドル、1兆4989億円)を超えた。
LG経済研究院のイ・ジピョン首席研究委員は「日本に対する技術依存度が高すぎることも問題だが、対日輸出の努力をしないことの方がより大きな問題だ」とし「独創的でブランドイメージが高い製品で日本市場を攻略しなければならない」と話した。