アフガニスタンの抵抗勢力タリバンが「韓国政府がアフガンに警察を派遣した場合、カブールの韓国関連民間施設を攻撃する」と主張した。

韓国政府は１日、「米国の要請を受け、アフガニスタンの治安安定のために現地警察を訓練させる１０人余の警察の派遣を推進している」と明らかにした。

カブールの聯合ニュースの消息筋は２日午前（現地時間）、タリバン報道官を名乗るカリ・ユスフ・アフマディが電話をかけてきて、「韓国がアフガニスタンに警察や軍を派遣すれば、これに対応する」と警告し、「われわれは韓国軍警がわれわれの地に足を踏み入れることを許さない」と述べた、と伝えた。

アフマディ報道官は「韓国が警察を派遣すれば、民間人・外交官に関係なく韓国人はアフガニスタンで安全でない」とし「カブールにあるすべての韓国関連の建物と民間団体を攻撃する」と明らかにした。

またアフマディ報道官は、４月２７日に首都カブールのアフガニスタン全勝記念式場でタリバンがカルザイ・アフガニスタン大統領を攻撃したことを取り上げながら、「われわれは昨年よりも勢力が強まり、今ではカブールのどこでも攻撃する能力があることを知っておくべきだ」と強調した。

さらに「韓国政府がまだ警察の派遣について最終決定を出していないだけに、結果を見守っている」とし「アフガニスタンにまた軍警や宣教師を送れば、昨年のような交渉はない」という内容を込めた‘韓国国民に送るメッセージ’も伝えてきたと、この消息筋は明らかにした。

これに対し外交当局者は「ノーコメント」とし、タリバン側の警告に対応しないことを示唆した。