捜査機関、電子メールなど「ネット上の通信傍受」急増へ
メディアが多様化することによって、捜査機関の通信傍受が「電話の盗み聞き」から「インターネット上の盗み見」へと急速に移りつつある。
電子メールとブログ、個人のホームページ(HP)にある非公開の掲示板をのぞく「インターネット通信傍受」の件数は、毎年30%以上ずつ増えていることがわかった。半面、有線電話への通信傍受件数は大幅に減った。こうした事実は、放送通信委員会(放通委)が158の通信事業者から収集したものをまとめて、1日に発表した「通信資料提供の現況」で明らかになった。