国際的な穀物価格の高騰が北朝鮮を襲っている。凶作・外貨不足に穀物の価格高騰までが重なり‘食糧三重苦’となっている。
韓国農村経済研究院が入手した中国海関(税関)の統計によると、07年11月-08年2月の4カ月間、北朝鮮が中国から輸入した穀物は14万7562トン(4142万4000ドル)だった。1000ドル当たり3.56トンの穀物を購入したことになる。昨年の同じ時期、1000ドル当たり4.2トンを購入したのに比べると15%も減少している。当時は1628万5000ドル(約16億6800万円)で穀物6万8353トンを買っている。
権泰進(クォン・テジン)専任研究員は17日、「穀物価格の高騰による実際の北朝鮮の負担は15%を超える。輸入穀物の種類を比較すると、北朝鮮の切迫した状況がよく分かる」と説明した。