安保徹教授「がんと闘うためには免疫力を高めるべき」(2)
--体温と病気の相関関係にも大きな関心を向けている。 なぜ低い温度が病気の原因になるのか。
「体が温かいということは血管が開き、血液がよく流れるということだ。 逆に体が冷たくなれば、血流量が急激に減り、免疫体系に混乱が生じる。 冷蔵庫やエアコンが普及し、子どもにはアレルギー疾患が、女性には生殖器官のがんや月経不順・子宮内膜症など婦人科疾患が急増する原因になっている」
--漢方治療には体を温める保温療法がある。 体温を高めればがん治療に役立つのか。