「ゆっくりと休みたい」－－。

‘フィギュアの妖精’金妍兒（キム・ヨナ、１８、軍浦スリ高）が２５日、仁川（インチョン）空港に到着した。

股関節を痛めながらも世界フィギュア選手権大会（スウェーデン）で２大会連続となる銅メダルを獲得した金妍兒を見るために、多くのファンが空港に集まった。ファンクラブの会員が金妍兒の大型ブロマイドを掲げて雰囲気を盛り上げる中、ファッションデザイナーのアンドレ・キムは花束を持って待っていた。

アンドレ・キムは「これまで海外の大会から帰ってくる金妍兒を一度も出迎えることができず申し訳なかった。今日は必ず歓迎しようと思って空港に出てきた」とし「銅メダルだったが、金メダル以上の素晴らしい舞台だった」と述べた。

また「今回の衣装はカナダのデザイナーが制作したものと聞いているが、色感の調和や素材などすべてが完璧で、美しかった」とし「いつかは機能的で美しいフィギュアの衣装を作ってあげたい」と語った。

金妍兒は昨年４月、アンドレ・キムが毎年授賞している‘ベストスター賞’（Ｂｅｓｔ　Ｓｔａｒ　Ａｗａｒｄ）の受賞者に選ばれ、ファッションショーの舞台に立っている。

入国インタビューで金妍兒は「昨年の夏、頑張って練習し、グランプリシリーズでは良い成果を出せたが、けがもあって今回の世界選手権大会では残念な部分があった。 しかしこうした条件の中でも３位に入ったことには満足している」とし「その間、痛みを止めるだけの治療をしてきたが、これからは本格的な治療をしていきたい」と述べた。

今後の計画については「何もせずにゆっくりと休みたい。５月に予定されたアイスショーまで休養を取り、治療に専念する」と語った。