＜ＮＹフィル平壌公演＞金正日の計算された‘音楽政治’②
◇世界に向かった金正日の‘音楽政治’＝金正日委員長は熱烈な音楽愛好家だ。 それだけでなく、音楽に政治的な意味を与え、‘主体革命’完成の重要道具と見なしてきた。 いわば‘音楽政治’だ。
東国（トングク）大学のキム・ヨンヒョン教授は「音楽的な感化力を借りて革命思想を伝播し、人民の結束を固め、革命と建設で起きる問題を解決していくというのが音楽政治の核心」と説明した。
北朝鮮の国営メディアの朝鮮中央通信も２０日、「歌で始まり、歌で前進してきた朝鮮革命は、偉大な‘音楽政治’とともに勝利するだろう」と報じた。 ニューヨーク・フィル公演を音楽政治の一環と認識している点を表したのだ。
金委員長の音楽政治は北朝鮮体制の第１人者になる前に始まった。 ７０年代の革命歌劇「血の海」の創作を主導し、これを通じて主体思想を統治イデオロギーとして伝播した。
金委員長の‘音楽愛’はジャンルを問わない。 日本で活動中のキム・ヨンジャは数回、金委員長の招請を受けて平壌で公演している。 金委員長は、ペティ・キム、イ・ミジャ、チョー・ヨンピルら韓国大衆歌手のファンとしても知られている。
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＜ＮＹフィル平壌公演＞金正日の計算された‘音楽政治’①