2012年世界博覧会の開催地発表を1カ月後に控えていた10月。 フランス・パリに設置された麗水(ヨス)委員会現地本部の関係者らは、一日に何人ものパリ駐在外国大使館関係者や世界博覧会機構(BIE)各国代表と会っていた。 麗水支持を訴えるためだ。
ある大使館を訪れた時のことだ。 明るい笑顔で「麗水を支持してほしい」と頼んだが、相手の表情は冷たかった。 彼は「韓国はひどすぎる。必要な時は哀願するが、それが終わってしまえば知らん振りだ」と語った。 東南アジアやアフリカで自然災害が発生した際、韓国はいつもこれを後まわしにしてきたということだった。 韓国側の関係者は赤面するしかなかった。