<BBK事件>手口は映画『マネー・ゲーム』の模倣か
キム・ギョンジュン容疑者はオプショナルベンチャーズ代表時代、事務室の机に2000年公開された米国映画『マネー・ゲーム』のDVDを置いておき、随時見ていたという。この映画は株価操作を素材にした映画だ。大学を中退して自宅で不法カジノを運営し、大金を儲けたセス・デイビス(ジョヴァンニ・リビシ)は判事である父に認められるために証券会社に就職する。しかし、彼は正常な株式取引ではなく、巨額投資者たちのお金を誘致した後、ペーパーカンパニー株式を売買してお金を手にするいわゆるボイラールーム(株価操作組職)の実力者として浮上する。
検察はキム・ギョンジュン容疑者がこの映画を見て株価操作犯罪を計画したものと把握している。キム容疑者が株価操作のために作ったペーパーカンパニー名が映画に登場するペーパーカンパニー名と同じ(Med Patent technologies)だ。そしてこのペーパーカンパニーの代表名はジョヴァンニ・リビシ。『マネー・ゲーム』の主演俳優と同じだ。キム容疑者はジョヴァンニ・リビシ名のパスポートを偽造していた。