今年の上半期に生まれた新生児数が昨年よりかなり増えた。6月末まで約23万8800人が生まれて前年度の同期間に比べて1万1500人余り(5.1%)が増えた。全国津々浦々に赤ちゃんたちの泣き声が増えたことは喜ばしいことだ。15カ月続く出産率増加の現状はますます喜ばしい。2005年1.08、2006年1.13まで下がった出産率が1.2以上になるという希望まで生まれている。
出産率反騰の要因はさまざまだろう。まず双春年と黄金のいのしし年という条件が一部作用したとみられる。良い日に生まれて幸せに暮らせるようにという素朴な願いが妊娠・出産を急がせたと思われる。約60万組いるといわれる不妊夫婦に対する政府の支援も出産率を上げるのに一部貢献したものとみられる。