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安倍首相「天下り打破実験」…成田国際空港社長に民間人

2007.05.24 09:56
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安倍晋三日本首相がこれまで慣行となっていた天下り人事を打破する実験的措置を取った。

安倍首相は22日、日本政府が100%投資した成田国際空港(NAA)社長に民間人である住友商事の特別顧問森中小三郎氏(64)を内定した。これまでNAA社長は官僚出身者が務めており、民間人が任命されたのは今回が初めてだ。

 
安倍首相は国土交通省が推薦した現黒野匡彦社長の再任を拒否し、民間人出身を迎えいれた。黒野社長は運輸省(現国土交通省)事務次官出身だ。閣僚会議は先月24日に国家公務員の再就職あっせん禁止を柱とした公務員制度改革関連法案を成立させている。

安倍首相は昨年9月に就任後、天下り人事の禁止と民間人に高位公職開放、年功序列による昇進廃止など公務員制度改革を推進している。

日本は2005年8月以後に退職した中央部処課長級以上の高位公務員1263人中、42.5%が在職当時の部処と関連のある公益法人などに就職するなど、天下り人事が普遍化している。



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