「ES細胞はあるのか」黄教授-盧理事長の「真実攻防」に
ソウル大・黄禹錫(ファン・ウソック)教授が16日、ヒト胚(はい)性幹細胞(ES細胞)の真偽をめぐる議論に関連した記者会見で、ミズメディ病院がES細胞を取り替えた可能性を指摘し、検察に捜査を依頼した。だが ES細胞の存在自体を否定したミズメディ病院・盧聖一(ノ・ソンイル)理事長が即時、反論に出るなど激しい攻防戦が展開されている。
これによって、ES細胞の真偽をめぐる議論は、双方間の「真実攻防」に進むなど新しい局面を迎えている。とりわけ検察は、黄教授が告訴・告発する場合、ソウル大真相調査委員会議の調査結果が終わり次第捜査に乗り出す、との方針であることから、今回の波紋が法廷攻防につながる可能性も排除できなくなった。