ソウル大獣医大・黄禹錫(ファン・ウソック、53)教授は15日「研究に専念したい」とし、獣医大学長候補を正式に断った。黄教授は同午後、獣医大・全体教授会議に出席し「研究に専念するように、という国民の要請に従うのが私の道理に思える」と述べた。
黄教授は14日、同学部教授の全会一致で2年任期の学長候補に推たいされた。黄教授は「研究への専念を願う国民の期待と獣医大発展のための献身を求める学校側の要求の間で苦心したが、教授として学問の発展に寄与したい」とし「望ましい道へ導いてくれたマスコミと国民の皆さまに感謝の意を申し上げたい」と話した。
獣医大はこの日、黄教授を学長に選出することをめぐる国民の世論が悪化しているのを受け、会議を開いたが、黄教授本人が直接辞任を決めたものとされる。