「九天をさ迷っている祖父、父、おじの怨みを晴らしてください」。1日午前9時、ソウル鍾路区(チョンログ)の「セアン」ビルディングにある「日帝強占下強制動員被害真相究明委員会」(www.gangje.go.kr、日本の帝国主義による植民支配時代に強制動員された被害者真相を究明する会)の前。
この日から真相調査の受け付けがスタートし、調査を申請するため同会を訪ねたヤン・ヒョンス氏(64)は「祖先にどんなことがあったのかをきちんと知りたい」と話した。同氏によると、祖父とおじは太平洋戦争のぼっ発から4カ月後の1942年3月、北海道の炭鉱に強制連行された。全羅北道鎮安(チョンラブクド・ジンアン)の集配人だった父も土窟の中に1年ほど潜伏していたが、翌年10月に徴発された。