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29歳の時に一攫千金の大富豪に…トランプ氏の「石油ディール」導いたベネズエラの影の立役者(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.09.03 08:23
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「彼がいなければエネルギー安全保障合意もなかっただろう」

ドナルド・トランプ米大統領が最近ベネズエラと結んだ650億バレル規模の石油協定の中心人物として浮上したベネズエラの大富豪、アレハンドロ・ベタンクール氏(46)に対する米政府当局者の評価だ。「南米左派の大物」と呼ばれたウゴ・チャベス氏の政権時代に富を築き、米国と欧州で資金洗浄疑惑で捜査を受けた人物が、米国とベネズエラをつなぐ仲介人を越え、現地の油田開発まで担うことになったのだ。米アクシオス(Axios)など海外メディアが1日(現地時間)、一斉にベタンクール氏にスポットを当てた。

 
ベタンクール氏は29歳の時、いとこと設立した発電設備会社「Derwick Associates」を通じ、2009~2011年にチャベス政府から約50億ドル(約7940億円)規模の発電所建設契約を獲得して富を築いた。現在の純資産は約26億ドルと推定されるとアルジャジーラは伝えた。当時、政府事業で短期間に富豪となった若手実業家は「ボリチコ(Bolichico、ボリバルの若者たち)」と呼ばれ、ベタンクール氏もその一人だった。

しかし、チャベス氏の後を継いだニコラス・マドゥロ政権とは2020年に関係が悪化した。当時、政府がベタンクール氏が参加した合弁石油会社Petrozamoraの株式を差し押さえ、ベネズエラ国内にある同氏の資産を凍結したためだ。

その後、反政府活動に乗り出したベタンクール氏は、米国とベネズエラ野党の仲介人へと転身した。トランプ第1期政権では野党とベネズエラの政界の要人や軍関係者をつなぎ、モスクワまで出向いてロシアにマドゥロ氏への支援中止を要請するフアン・グアイド氏側の書簡を伝えた。

トランプ第2期政権に入り、その役割はさらに大きくなった。昨年、当時副大統領だったデルシー・ロドリゲス氏にマドゥロ氏の後の政府を率いる意向があるか打診し、今年1月3日に米軍がマドゥロ氏を拘束した直後にはロドリゲス氏を説得し、マルコ・ルビオ米国務長官との対話を仲介した。アクシオスによると、この過程でベタンクール氏は双方を行き来しながら、マドゥロ氏失脚後も石油生産を継続する方策を協議した。

こうした仲介役が今回の石油協定につながった。トランプ大統領が先月28日、「世界史上最大規模の石油取引」として発表した協定は、エクソンモービルやコノコフィリップスなど米石油メジャーが油田を直接開発するのではなく、ベタンクール氏が支配する民間石油会社ノース・アメリカ・ブルー・エナジー・パートナーズ(NABEP)が開発・運営し、米政府が株主として参加する方式だ。

29歳の時に一攫千金の大富豪に…トランプ氏の「石油ディール」導いたベネズエラの影の立役者(2)

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    2026.09.03 08:23
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    アレハンドロ・ベタンクール氏(46)。[写真 フェイスブック]
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