【コラム】氷と火…二つの顔を持つ中国経済
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.08.31 15:29
世の中の道理というものは、暑さの後には寒さが来て、寒さの後には暑さが来るものだ。一度に暑くて寒いというのは難しい。ところが最近、中国経済が「氷と火」が同時に存在する奇妙な状況を迎えているとの指摘が出ている。まずマクロ指標は悪くない。5%前後の成長率に加え、人工知能(AI)や電気自動車など未来の成長を担う産業では躍進を続けている。一方、庶民の暮らしは依然として厳しい。商売は難しく、失業率は高いため不満が多い。なぜこのようなことが起きるのか。
中国西京研究院の趙建院長の分析が目を引く。趙氏は「経済の温度差の謎」という文章で不動産を指摘した。過去3年間の中国不動産暴落で約200兆元(約4755兆円)が吹き飛んだ。1世帯当たりの損失は50万元。一方、同じ期間の国内総生産(GDP)の増加は約20兆元で、損失を取り戻すには到底足りない。こうした趙氏の文章はすぐに削除された。中国経済の「光明論」を叫ぶ当局の機嫌を損ねたためとみられる。