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エル・キャピタンを3時間足らずで登ったクライマー、ジェイコブ・ウィセナントさんが30歳で死去

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.08.13 10:19
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米国のヨセミテ国立公園にある巨大な岩壁エル・キャピタン(約900メートル)を3時間足らずで登ったクライマー、ジェイコブ・ウィセナントさん(30)が、クライミング中の事故で亡くなった。ヨセミテのビッグウォールクライマーとして名を知られるようになってから、わずか数年のことだった。

米カリフォルニア州トゥーレアリ郡保安官事務所によると、ウィセナントさんは今月2日、セコイア・キングスキャニオン国立公園近くのシエラネバダ山脈で、新たなクライミングルートを開拓していた際に転落した。その後、捜索・救助活動が行われ、死因は転落による外傷だったことが確認された。事故が起きた正確な場所や経緯は公表されていない。

 
ウィセナントさんは、ロッククライミングの聖地とされるエル・キャピタンを誰よりも速く登るスピードクライマーとして名を知られるようになった。エル・キャピタンは、ヨセミテ渓谷の谷底から約900メートルそびえ立つ巨大な花崗岩の岩壁だ。頂上までほぼ垂直に続く岩壁であることから、世界的なビッグウォールクライミングの象徴とされている。一般の観光客にとっては渓谷から眺める壮大な岩壁だが、クライマーにとっては、数百~数千メートルに及ぶ岩壁をロープや装備を使って登る過酷な挑戦の場だ。

ウィセナントさんは2024年、仲間のブラント・ハイセルさんとともに、エル・キャピタンの「ラーキング・フィア(Lurking Fear)」ルートを2時間55分32秒で登り、当時のスピード記録を樹立した。それまでの記録を約10分短縮したものだった。通常のクライマーなら数日かけて登るルートだ。

今年5月には、ノア・フォックスさんとともに、エル・キャピタンで最も有名なクライミングルートの一つである「ザ・ノーズ(The Nose)」を1日に2回登る記録的な挑戦にも臨んだ。2回のクライミングにかかった時間は14時間38分だった。

しかし、ウィセナントさんが最後に登ったのはエル・キャピタンではなかった。新たなルートを求めて向かったシエラネバダ山脈だった。家族や仲間はウィセナントさんを「誰よりも自然と山を愛し、自分の人生を精いっぱい生きようとした人」と振り返った。

30歳。世界的な岩壁を誰よりも速く登っていた若きクライマーは、自らが愛した山で生涯を終えた。

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    2026.08.13 10:19
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    ビッグウォールクライマーのジェイコブ・ウィセナントさん。[写真 GoFundMe]
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