【コラム】政府が自ら招いた資産市場の大混乱=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.08.11 12:04
1997年の通貨危機と2008年の金融危機は前代未聞の経済危機だったが、資産市場はそれなりに秩序を見せて動いた。株価と住宅価格は急落したが危機を克服して反騰した。ある程度予見された流れだった。少なくとも最近のようにジェットコースターのように目がくらむほどではなかった。資産市場が極度の恐怖に包まれている。問題の核心は流動性だ。市中に資金がとても多く流れ込んだ。AIのおかげで今年の実体経済が予想より早く回復する渦中に韓国政府は景気を浮揚しようと追加補正予算を編成した。安定に転換すべきタイミングで反対に進んだのだ。
今後も金の流れを引き締める考えはない。李在明(イ・ジェミョン)大統領は「時をわきまえず緊縮の歌を歌うおかしな人たち」という表現を使った。財政悪化を心配してきた人たちは突然「おかしな人」にされた。複雑な問題を単純化し「私が正しく君は間違いだ」と面と向かって非難したのだ。負債棒引きがモラルハザードを呼びかねないという懸念を「無責任な扇動」としたのも似たケースだ。多様な意見と批判を傾聴する「みんなの大統領」の言葉ではない。