【時論】韓国外国人300万人時代、包容的移民政策を作ろう(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.08.04 15:30
『ローマ人の物語』を著した塩野七生は、ローマが千年帝国を維持した秘訣の一つとして帝国の開放性と包容性を強調した。もちろん、無条件の包容ではなく、ローマの体制と秩序の中へと編入するシステムに基づいた包容政策だったという事実に注目する必要がある。では、どのように開放性と包容性を広げるのか。国民に人道主義と四海同胞主義の美徳ばかりを強要することはできない。まず移住者が韓国社会にただ乗りする集団でなく前向きに寄与する共同体の一員という事実を国民が認識して受け入れる必要がある。意思疎通の難しさから生じる不必要な誤解や摩擦を減らすためには、韓国語教育を大幅に強化しなければならない。これを適切に推進するには当然、予算が必要となる。しかし移住者のために税金をより多く納めさせるのは現実的に容易でない。発想の転換が必要だ。一般予算だけに依存すると、移住者を対象とする政策の特性上、毎回後回しにされ、受動的に運営されやすくなる。滞在・国籍手数料など外国人が納付する財源を活用し、基金など別途の財源構造を設計するのがよい。関連法案はすでに国会に発議されている。
移住者の社会統合は言語教育だけで解決するものではない。安定した財源と一貫した政策、国家レベルでの移民戦略が共になければならない。移民を福祉や労働政策の一部としてではなく、国家の成長戦略としてとらえる認識の転換が必要だ。実際、主要国では移民を優秀な人材確保や地域経済の活性化のための国家戦略として活用している。外国人の起業人材をはじめ、産業現場に必要な必須人材を吸収するには、これを阻む複雑で分断化されたビザ制度から、国民情緒や政策目標に合わせて全面的に改定しなければならない。ビザ類型別の流入規模を精密に推計し、外国人労働力の導入を包括的に管理するシステムも同時に備える必要がある。