【社説】原油・穀物の輸送ルートを脅かす複合危機、サプライチェーン再点検を=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.07.23 14:32
世界のサプライチェーンを支えてきた原油と穀物の輸送ルートが同時に危機を迎えている。米国とイランの衝突でホルムズ海峡封鎖の懸念だけでも国際原油価格や金融市場は大きく揺れ動いたが、今では紅海と黒海までもが戦争の影響圏に入っている。親イラン武装組織フーシ派は紅海の要衝バブ・エル・マンデブ海峡の封鎖を宣言し、ロシアとウクライナは黒海でまた海上戦を激化させている。紅海は世界の海上貿易の12~15%、コンテナ貨物量の30%が通過する重要な航路であり、黒海は世界最大の小麦輸出国ロシアと主要穀物輸出国ウクライナを結ぶ穀物輸送路だ。
エネルギーと食料を海外に依存する韓国にとってこのような状況は決して他人事ではない。中東産原油への依存度は5割を超え、穀物自給率も低いため、原油輸送路と穀物供給網が同時に不安定になれば、その影響は倍増するしかない。黒海情勢の悪化で国際穀物価格が上昇し、船舶がアフリカ喜望峰に迂回することで運賃や戦争保険料まで急騰すれば、企業の生産コストや輸入物価は連鎖的に上昇せざるを得ない。