【コラム】中南米の「ブルータイド」、トランプ効果ではない(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.07.21 15:50
先月末に行われたペルー大統領選では保守右派のケイコ・フジモリ候補(51)が4度目の挑戦の末に勝利した。彼女は、1990年から2000年まで大統領を務めた後、人権侵害と汚職の罪で16年間服役した故アルベルト・フジモリ元大統領の娘だ。しかし世界の注目は昨年から中南米を席巻している「ブルータイド(右派政権の台頭)」がピークに達するかどうかに集まっていた。今年実施された南米各国の大統領選ではボリビア、コスタリカ、チリ、コロンビアなどで右派政権が相次いで誕生した。また昨年は南米第3位の経済規模を持つアルゼンチンをはじめ、パラグアイ、エクアドル、ホンジュラスでも大統領選で保守右派勢力が勝利した。もう中南米で左派政府の命脈を維持しているのはブラジルとメキシコ、南米の北欧と呼ばれるウルグアイほどだけだ。
トランプ政権2期目は昨年発表した国家安全保障戦略で、中南米を単なる米国の「裏庭」でなく「戦略空間(strategic space)」として再定義する西半球戦略を打ち出した。トランプ大統領は関税を武器に中南米の左派政権を牽制すると同時に、親米・強硬右派の指導者に対する露骨な支持を示した。それでは中南米の「ブルータイド」はトランプ大統領の勝利と言えるのだろうか。