【社説】北朝鮮が偵察総局拡大、対北情報戦力の強化が急がれる
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.07.13 16:10
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は9日に開催された朝鮮労働党中央軍事委員会拡大会議で、対韓国・海外情報収集および工作活動を担う偵察総局の機能を拡大するよう指示した。朝鮮中央通信によると、金委員長の指示は主に2つある。一つは「潜在的な敵の脅威を管理し、情報を収集する偵察総局の職能と任務を多角化するべき」というもので、もう一つは「軍事偵察および情報・諜報能力を飛躍的に向上させるべき」というものだ。「潜在的な敵」には「敵対的な二つの国家」論に基づき「第1敵対国」と見なす韓国はもちろん、米国や日本なども含まれるとみられる。
偵察情報総局は悪名高い人民軍総参謀部傘下の偵察総局が拡大改編された機関だ。偵察総局は韓国哨戒艦「天安」襲撃と延坪島(ヨンピョンド)挑発、金正男(キム・ジョンナム)暗殺などを主導、近年では傘下組織「ラザルス」「キムスキー」「アンダリエル」などが世界各国を標的にサイバー攻撃を展開し、今年前半期だけでも計6億4300万ドル(約1000億円)の仮想資産を盗み出したと分析されている(ブロックチェーン分析会社TRM Labs報告書)。軍当局は北朝鮮が総局を中心に約8400人のハッカー戦力を運用中と推定しているが、これは北朝鮮の核・ミサイル開発資金源の役割をしている。