【中央時評】韓国、第2の金融改革が必要だ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.07.08 16:16
金融とは何か。多くの人はお金を預かって移動させる仲介機能を思い描く。しかしデジタル技術がその仲介を急速に代替している今、金融が最後まで責任を果たすべき「本源的な役割」は別にある。産業が単独では抱えきれないリスクを分担し、未来の時間を現在へと引き寄せることだ。これまでになかった製品やサービスは、長い不確実性と無数の試行錯誤を越えて初めて誕生するが、その「蓄積の時間」を支えて耐える資金のことを「忍耐資本(Patient Capital)」と呼ぶ。
韓国産業の成長史は忍耐資本の歴史だった。典型的な農業国家が半導体や自動車の強国へと飛躍する道のりには、常に長期にわたってリスクを負う資本が存在した。当時の忍耐資本の主な源泉は3つあった。政府による直接支援、メインバンクによる長期貸付、そして大企業の内部留保だ。国家・銀行・企業という三角編隊がリスクを分担し、存在しなかった産業を荒野で育てた。