【社説】クーパン事件による韓米対立、今こそ出口を見いだすべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.07.06 13:29
先週後半、クーパン(Coupang)の個人情報流出事件を巡り、米国・ホワイトハウス当局者と韓国・青瓦台(チョンワデ、大統領府)当局者が公の場で正反対の立場を示す異例の事態が起きた。米連邦下院司法委員会の報告書に続き、ホワイトハウスもクーパンに対する韓国政府の一連の措置を「米国企業に対する標的捜査」と位置付けた。一方、韓国政府は国籍による差別的な扱いや措置はなかったとの立場を維持しており、双方の主張は平行線をたどっている。韓米間ではクーパン問題を巡る見解の相違を含め、不協和音が重なり、首脳会談で合意した原子力潜水艦建造や韓米原子力協定改正など安全保障分野の履行交渉にも支障が生じたり、進展が遅れたりしている。クーパン問題はもはや一企業だけの問題ではなく、韓米関係の管理という観点から解決すべき外交課題になっていることを直視しなければならない。
韓国政府は、クーパンへの調査は国内法に基づく適法な手続きであり、国籍とは無関係に行われた措置だと反論している。中国人の元従業員による3300万件の個人情報流出疑惑は、単なる企業規制ではなく、国家安全保障に直結する問題だという説明にも説得力がある。魏聖洛(ウィ・ソンラク)国家安保室長が「米国民の3分の2に当たる個人情報が中国に流出したなら、米国も重く受け止めて対応しただろう」と述べたのも同じ文脈だ。