【コラム】再選挙を叫ぶ韓国市民たち、彼らが真に問うていること(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.06.10 13:27
実際、国民的不信はある日突然生まれたものではない。2022年の大統領選挙当時、新型コロナウイルス感染者の投票過程で起きた、いわゆる「かご投票」騒動は、選挙管理の基本原則に疑念を抱かせた。その後に浮上した高位職子女への優遇採用疑惑は、選挙管理委員会の道徳性に致命的な打撃を与えた。
これに今回の事態で露呈した選挙管理委員会の安易な態度が加わり、爆発した民意に油を注いだ。事後調査では、蚕室や江南(カンナム)の一部投票所で午前中から投票用紙不足を知らせる現場からの要請が続いていたとの指摘も出た。しかし選挙管理委員会はこうした現場の声に即座に対応せず、結果として投票所が機能不全に陥る前例のない事態を自ら招いた。目の前に迫った危機の兆候さえ黙殺した選挙管理委員会の官僚的怠慢こそが、国民の怒りの理由だ。