【コラム】サムスン電子「6億ウォン成果給」、韓国経済二極化のパンドラの箱
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.06.01 12:03
サムスン電子が半導体(DS)部門の社員に最大6億ウォンに達する破格の成果給を支給することにし韓国社会に巨大な論争を呼び起こしている。今回の決定は単純な単発性報賞を超え韓国経済の分配構造と経済生態系の亀裂を示す契機になっている。個別の企業を超え韓国型二極化のパンドラの箱が開かれた。
最初にぶつかる現実は大企業と中小企業の極端な所得格差拡大だ。サムスン電子の今回の成果給支給で年俸1億ウォンと成果給6億ウォンを合わせ7億ウォンを受け取るメモリー事業部社員と全常用労働者平均賃金総額5061万ウォンの年間所得格差は単純計算で最大14倍水準まで広がることになる。危険物処理など厳しい業務を担ってきた1700社以上の協力会社社員の相対的剥奪感も少なくないだろう。これら協力会社従事者の報賞要求もやはり大きくなる可能性が大きい。これは結局納品単価引き上げ圧力と全方向的報賞要求につながり、産業生態系全般の不和を触発する時限爆弾になりかねない。青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)政策室長の国民配当金構想に続き雇用労働部長官は半導体超過利潤の社会的配分を公論化しこの対立に油を注いだ。