【グローバルフォーカス】韓国、新たな「エネルギー安全保障同盟」の中心に立つ時
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.05.28 14:47
世界は今、1970年代の石油危機以来、最悪のエネルギー危機に直面している。危機前の状態に戻る可能性は極めて低いとみられる。今こそ韓国、日本、オーストラリア、そして米国は供給を拡大し、長期的な市場安定を図るための新たな「エネルギー安保同盟」の創設を真摯に検討する必要がある。エネルギー市場の連鎖的な衝撃は2022年のウクライナ戦争から始まった。天然ガスの47%をロシアに依存していた欧州は直撃弾を受けた。欧州連合(EU)は2025年にその比率を12%にまで引き下げ、2027年までの完全な脱ロシアを公表した。たとえ停戦が実現したとしてもロシアは依然として経済制裁を受け続ける見通しであり、ウクライナのドローン攻撃で破壊されたロシアのエネルギーインフラ(約45%と推定)の復旧にはかなりの時間を要するはずだ。
そして米国・イスラエルとイランの間の戦争はさらに大きな衝撃を与えた。特に天然ガス輸入量の25%がホルムズ海峡を通過するアジア経済圏が最も大きな被害を受けた。今後、停戦合意が実現しても価格安定効果は限定的と考えられる。イランのドローン攻撃を受けたカタールなど主要輸出国のLNG施設の復旧には数年かかる見込みで、再攻撃のリスクは常に存在する。イランが対中輸出を再開する可能性はあるが、米国・イラン交渉がイランの核プログラム問題を完全に解決したり、弾道ミサイル開発の資金源を遮断したりするのは難しい。このため米国・イスラエルはいつでもイランを攻撃する可能性があり、イランは軍事的打撃を受けたとしてもホルムズ海峡を封鎖する能力を維持している。数百個の機雷だけでも海運会社の通航を阻止するには十分だ。