【社説】ジレンマに陥った韓国の石油最高価格制、早期に終えるべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.05.08 14:21
中東戦争の勃発で急騰した原油価格に対応するために施行された「石油最高価格制」が57日目を迎える。政府が2週間単位で石油精製会社の供給価格を決定する最高価格制に基づき、今日から適用される第5次価格は第3・4次と同じだ。累積した値上げ要因があるにもかかわらず、民生の負担を考慮して据え置きを決定したと政府は説明した。政府が当初話していた国際原油価格との連動とは距離がある。
最高価格制による価格の歪みがもたらす市場への副作用は大きくなっている。現在、燃料価格は1リットルあたり2000ウォン(約214円)程度に抑えられている。最高価格制がなければガソリンは2200ウォン、軽油は2800ウォンまで上がっていたというのが財政経済部の分析だ。市場価格との乖離が広がるにつれ、消費者は「原油高ショック」に鈍感になり、その結果、エネルギー危機に見合う消費抑制は消えた。今月初めの連休に高速道路の交通量が旧正月連休並みに増えたことがこれを傍証している。