【社説】本格化する物価高ショック、安全ベルトを締める時=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.05.07 13:53
中東戦争による物価高が尋常ではない。国家データ処が昨日発表した4月の消費者物価は1年前より2.6%上昇した。石油類が20%以上値上がりするなど国際原油価格の上昇が本格的に物価を引き上げた。5月以降は物価上昇幅がさらに拡大するというから心配だ。これまで国際原油価格急騰の緩衝材の役割をしてきた各国の備蓄油や原油在庫が限界に達しているという。フィナンシャルタイムズは5月末を油類価格上昇の臨界点と見ている。
国際原油価格の急騰のように供給ショックによるインフレを抑える政策の処方は容易ではない。不用意な緊縮は物価高の中で成長が停滞するスタグフレーションにつながるリスクがある。しかし油類価格上昇によるインフレ期待心理を抑えるためにはある程度の緊縮が避けられない側面がある。最近、韓国銀行(韓銀)の柳相大(ユ・サンデ)副総裁が記者会見で「利下げをやめて利上げを検討するべき時が来た」と述べたのも、市場に緊縮への転換シグナルを与えたものと解釈された。米国の長期国債利回りが5%台となったのは不安な信号だ。投資・消費市場に冷たい風が吹くかもしれない。