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澄んだ空の裏で「沈黙の殺人者」オゾンの襲撃…大気汚染減るもさらに毒性増す=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.05.07 13:32
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韓国では「春の招かざる客」粒子状物質(PM10)が減少した代わりに、高濃度オゾン(O3)が市民の呼吸器の健康を脅かしている。オゾンはPM10と異なり目に見えないため、「沈黙の殺人者」とも呼ばれる。

6日、韓国環境公団「エアコリア(AirKorea)」によると、全国の微小粒子状物質(PM2.5)濃度は、ほとんどが「良い(0~15マイクログラム/立方メートル)」水準を維持した。一方、オゾン濃度はこの日の午後から徐々に上昇し、一部の地域では「悪い(0.0901~0.1500ppm)」水準まで跳ね上がった。

 
国立環境科学院大気質統合予報センターは「国外からオゾンが流入する中、光化学反応によるオゾン生成で、全国的に6日午後に濃度が高くなると予想される」とし、「7日も東側地域のほぼ全域で午後にオゾン濃度が一時的に高くなるだろう」と予報した。

◇マスクで防げないオゾン…長時間の外出は避けて

オゾンはどの高度に存在するかに応じて、正反対の影響を及ぼす。地上10~50キロの成層圏にあるオゾンは、生命体に有害な紫外線を最大99%まで吸収する保護膜の役割を果たす。

一方、地表付近にあるオゾンは呼吸器や目に刺激を与え、ひどい場合には肺機能の低下をもたらしたり、心臓疾患を悪化させたりする。さらに農作物の収穫量を減少させるなど、生態系への被害まで誘発する可能性がある。

このような悪いオゾンは、窒素酸化物(NOx)や揮発性有機化合物(VOCs)といった大気汚染物質が紫外線と光化学反応を起こすことで作られる。こうした生成条件のため、気温が高く日差しが強い夏場に主に発生する。高濃度オゾンはマスクでも防ぐことができないため、長時間の屋外活動を避けるのが最善だ。

◇PM10を減らすとさらに悪化したオゾン、なぜ?

PM10が改善されているのとは対照的に、オゾン濃度は近年、着実に増加している。特に、温暖化の影響で平均気温と日照量が高まり、春と秋に高濃度オゾンが発生しやすくなる傾向にある。

今年は例年より早い暑さが訪れ、3~4月にオゾン注意報が全国で30回も発令された。昨年同期(5回)の6倍となる数値だ。

オゾンの「ホットスポット」地域とされるソウルの場合、先月19日に初のオゾン注意報が発令された。昨年(5月27日)と比較すると、1カ月以上早まった。

オゾンは複雑な化学反応によって生成されるため、PM10のような大気汚染物質よりも管理がさらに難しい。最近では、窒素酸化物の排出量が大幅に減少したにもかかわらず、オゾン濃度が増加するという逆説的な現象が現れている。PM10の低減努力が、むしろオゾンの増加を招いた格好だ。

亜洲(アジュ)大学環境安全工学科のキム・スンテ教授は「さまざまな材料が適量入った時にビビンバの味が極大化するように、オゾンも原因物質が適切な比率で混ざった時に最適な生成効果が発生するが、その条件が合致したということ」と説明した。

気候エネルギー環境部もオゾン高濃度時期(5~8月)に備え、人工知能(AI)を活用してオゾン予報の正確度を高め、原因物質に対する管理を強化することにした。キム教授は「高濃度オゾンの原因に対する正確な診断とともに、揮発性有機化合物の排出量をさらに減らすなど、総合的な管理対策が必要だ」と述べた。

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    2026.05.07 13:32
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    オゾン注意報発令を知らせる電光掲示板。聯合ニュース
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