【中央時評】グローバルサウス接近法:外交の三分の計(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.05.06 15:22
今日の国際政治を理解する上でプリンストン大学のジョン・アイケンベリー教授が提示した「3つの世界」という視点は有用だ。伝統的な西側諸国の「グローバルウェスト(Global West)」、中国・ロシア・イラン・北朝鮮とつながる新東側諸国の「グローバルイースト(Global East)」、そしてそのどちらにも完全には属そうとしない第三世界の途上国を中心とする「グローバルサウス(Global South)」が国際関係を形成している。すでに西側世界に参入した韓国が外交戦略を立てるにうえでは「どちら側に立つのか」という二分法的な選択ではなく、「これら3つの空間をいかに同時に扱うか」という複合的な配置術がさらに重要になった。
この中でも「グローバルサウス」の存在感は日増しに強まっている。インド、インドネシア、ブラジル、サウジアラビア、南アフリカのような国々はもう周辺部ではない。世界10位圏の経済規模、エネルギーや資源、人口や市場を武器に国際政治において実質的な交渉力を行使している。エネルギーの流れからロシアへの制裁、サプライチェーンの再編にいたるまで、これらの国の選択なしにはいかなる国際的な合意形成も困難だ。強大国が方向を決めれば世界がそれに従う時代は終わった。