【社説】雇用拡大・柔軟化は消え、労働フレンドリーにばかり偏った韓国の労働政策
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.05.01 15:39
韓国で労働節(メーデー)が63年ぶりにその名前を取り戻した。1963年に関連法律が制定され、5月1日が「勤労者の日」として定着したが、法改正により今年から法定公休日(祝日)に指定された。ただ休みの日が一日増えたと喜ぶには、あまりに多くの含意がある。国会立法調査処は「(労働節が)法定公休日になったということは、労働の価値を公式に認め、制度的に確認したという意味がある」とし、「プラットフォーム労働やフリーランスのような新しい形態の仕事が急速に拡散しているが、現行の法令はこうした変化を十分に反映できていないため、今後は『労働尊重』を基準に法を再構成する必要がある」と指摘した。
労働の価値を認め、尊重される社会を作るのは誰もが同意する大義だ。問題は方向性だ。労働市場の二重構造の緩和と脆弱階層の保護のために韓国政府がドライブをかける各種の労働政策が、労働者の保護だけに重点を置き、企業の負担と社会的な葛藤を増大させている。「黄色い封筒法(労働組合法改正案)」の場合、使用者の範囲と交渉対象が過度に広く曖昧なため、元請け企業は1年中交渉ばかりしなければならないほど産業現場は混乱に陥っている。