【社説】韓国の輸入物価16%急騰…高物価との長期戦に備えなくては
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.04.16 12:02
イラン戦争による高物価爆弾が上陸した。韓国銀行によると3月の輸入物価は前月より16.1%上昇した。通貨危機当時の1998年1月に記録した17.8%から28年2カ月ぶりの高水準だ。戦争の余波で国際原油価格とドルが急騰した影響だ。原油は1カ月で88.5%上昇し輸入物価を引き上げた。第1次石油危機当時の1974年1月の98.3%から52年2カ月ぶりの高い上昇率だ。ナフサが46.1%など中間財価格も上がった。こうした輸入物価急騰は時差を置いて生産者物価と消費者物価を引き上げることになる。高物価の衝撃はまだ始まったにすぎない。すでに国際通貨基金(IMF)は今年の韓国の物価上昇率見通しを2.5%で昨年11月の1.8%より0.7ポイント引き上げた。
次期韓国銀行総裁候補のシン・ヒョンソン氏もきのうの人事聴聞会で「中東情勢が速やかに解決されない状況で物価圧力はさらに続くものと考える」と懸念を表明した。その一方でシン氏は「(韓国のスタグフレーションの)可能性は比較的小さい方」と明らかにした。しかし物価急騰で家計の財布が薄くなれば消費萎縮と景気低迷まで引き起こしかねない。スタグフレーションの懸念を軽く考えるべきではない。